花粉症の敵は杉だけではない

花粉症と聞くと、スギやヒノキ、が主なような感じがしますが、実はこのほかの植物も影響していることが多いです。スギやヒノキは早ければ2月の終わりから飛びはじめ、毎年花粉が多い、少ないとニュースになってします。スギやヒノキは花粉も目に見えるほど大きく、軽いので山で飛んだものが簡単に首都圏などに舞い降り、花粉症を引き起こしてしまうのです。花粉が飛び始める季節前に対処を開始するのが良いのですが、ある日突然花粉症になってしまうこともあり、誰がいつなるか、ということはわからない部分もあります。

花粉症になるのは、この2つの植物のような気がしますが、実はシラカバもきっかけとなります。シラカバは、北海道に住んでいる人が主になるのが特徴で、これは北海道の場合スギやヒノキの種類のものはあまりなく、シラカバが多いためです。シラカバの場合、4月から6月と少し時期がずれており、症状は目のかゆみや鼻づまりと他の植物における反応と同じなのですが、口腔アレルギーを起こしやすく、キウイやリンゴといった種類の果物を食べると反応してしまうこともあります。

そして秋の涼しい季節になるとイネやブタクサといったものが原因となります。ブタクサは道端や土手に多く生育している雑草で、ブタクサなど秋の花粉症の場合、花粉が飛び散ることは少ないためその植物に近寄らなければ衣服につくことも少なく、花粉症の症状が出ることもあまりありません。ブタクサはキク科の植物ですが、同じキク科の植物にヨモギもあります。身近な植物であるので注意が必要になります。

そしてイネ科の植物にも反応してしまうことがあります。イネ科のものには、カモガヤやオオアワガエリがあります。5月から8月と夏の時期に発生することがあり、牧草として栽培されていることもあるので、気をつけなくてはなりません。

花粉症は春と秋に症状が出るイメージですが、実際には2月からスギやヒノキが、5月からはシラカバやイネ科の植物が、そして8月から11月にはブタクサが原因となります。つまり、症状が出ないのは1年を通してわずか3か月程度で、両方に症状が出てしまう場合は1年中花粉症に苦しむことが多くなってしまいます。春に目がかゆい、鼻水が出るといった症状がでてもスギだけとは限らなく、いろいろな種類のものがあるので、アレルゲンを特定して防いでいくことが必要です。

もし、検査をしてみてわずかでもいろいろな種類に反応を示した場合、春だけ眼鏡をかけたり、マスクをしたりと防御をするのではなく、1年を通して気をつけなくてはなりません。意外と空気中にはさまざまな花粉が飛んでおり、特に乾燥して晴れており、少し風が強い場合は量が多くなっている傾向があります。鼻の中がむずむずする、目がなんとなくしょぼしょぼする、といった時は何らかの花粉に反応している可能性があるので、どのものに反応しているのか調べ対策を練るようにしましょう。